コラム

  • 2008.6.7

    古い町並みと新しいデザイン

    今日は、秋田市保戸野にて、全面リフォーム完成見学会を開催しました。

    ご来場された皆さんが、外観と内装のギャップにたいへん驚かれていました。
    でも、とても気持ちの良い空間に感動していました。

    ■下の写真は、ドイツ、ケルンのホテルの客室から見た風景です。
    とても、神秘的な建物が、ごく自然に町の中に建っています。
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    ■ドイツの空港です。
    ここでは、この光を通す床が、階下の天井です。これだと、日中は、照明は、いりませんね。
    すごい。
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    by 村上直樹

  • 2008.6.6

    体にやさしい家

    やはり、究極の住宅は、住む人にやさしい家ですし、赤ちゃんからお年寄りまで、安全で、快適な暮らしができる家作りをしていかなければなりません。
    そのためには、住む人のライフスタイルに合わせて、変化・対応できることが、大事だと思います。

    人間には、五感があります。
    見る、聴く、嗅ぐ、味合う、触るといったことですが、この五感を癒したり、休ませたり、元気にできる家のほうが、良いと思います。
    しかし、人間誰でも、加齢による五感の衰えは、あるものですから、その際の家庭内事故を未然に防ぐことも、頭に入れておかなければなりません。

    たとえば、高齢者が、不慮の事故でなくなる割合で、一番高いのが、「家庭内の事故」で、31%です。その次に多いのが、「交通事故」で、21%だそうです。
    そして、家庭内事故の中で、一番多いのが、「階段」、つぎに「段差・敷居」です。

    ですから、高齢者が、つまづいて、転倒することが、一番怖いことですので、将来の老後のために バリアフリーの床を基本としなければなりません。
    そして、夏は、暑さを遮れる、冬は寒さを防げる家、また、家族が、明るく楽しく暮らせる家作りを リフォームや新築の時から計画されることをお奨めいたします。

    見学会では、そこのところも見れますので、是非、参考にしていただきたいと思います。

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    ■散歩では、木々の中を歩きたくなりますので、私は、つい、寺町を歩いてしまします。
    ですから、歩いていても、やはり、秋田は、木が、少ないなあと、つくづく思います。

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    ■愛犬ジローの朝食と夕食は、砂肝とささみとキャベツをボイルしたものを軽くオーブンで温めてから、ドックフードの上にトッピングします。

    by 村上直樹

  • 2008.6.5

    いよいよ、完成見学会開催します!

    今週の土日と来週の土日は、秋田市保戸野鉄砲町で、「全面リフォーム完成見学会」を開催します。今回の住宅は、既存の建物の大きさをまったく変えずに、その中の空間を最大限に利用して、健康で快適な空間をつくりました。

    よく、リフォームは、「やってみなければわからない、だから、むずかしい!」と、良く言われますが、私にとっては、それが、当たり前で、お客様のために難しいことをやり遂げること、お客様のためにチャレンジすることが、本当のリフォームだと思っています。

    今回は、30年以上前の中古住宅でしたので、簡単な平面図しかなく、また、「湿気」「寒さ」「暗さ」などなど、たくさんの不満点があり、それを解消するために 実際に着工してからも、様々な問題点を解決していく作業になりました。

    是非、ご覧いただきたいと思います。

    ■6月6日(金)の魁新聞朝刊の広告です。6月7日の土曜日には、チラシが、入ります。
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    by 村上直樹

  • 2008.6.4

    人生は、すべて心の持ちよう

    朝の散歩でも、長袖では、すこし汗ばむくらいに暖かくなってきました。

    やはり、6月になると、夏の気配を感じるようになります。

    人は、心の持ちようで、幸せにもなるし、不幸せにもなると、よく言われます。

    たとえば、お金に関して言えば、「1000円しかない」と嘆く人と、「1000円もある」と喜ぶ人の違いは、物事をプラスに考えるか、マイナスに考えるかの違いです。

    また、病気になったことに対しても、「なんで、自分だけが病気になるんだ」と思ってしまう人と「病気になったことで、ゆっくり、自分を見つめ、改めることができた」と思える人では、やはり、人間の「器量」というか「気量」が、まったく違うと思います。

    いつも、「明るく」「楽しく」「朗らかに」「元気良く」「何事も前向きに考える」、そうすることで、人は、健康で、長寿で、成功を得ることができるそうです。

    そういえば、私のお客様は、不思議と、ほとんどの方が、みんな、明るく、朗らかで、心の大きな人ばかりです。そのような方と一緒にいると、きっと、「朱に交われば赤くなる」のごとく、良い影響を受け、幸せになるかもしれません。

    ■朝の散歩道の野草たちです。
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    ■■■会社の駐車場のインターロックの隙間から咲いている「根性タンポポ」です。

    by 村上直樹

  • 2008.6.3

    窓は,間戸(まど)。

    日本の住宅の特長は、木の特性を生かして使っているところです。その伝統技法は、世界的に見ても素晴らしいものだと思います。

    そして、実際にその影響は、戦後、アメリカの建築家の将校によって、アメリカ西海岸での住宅建築ラッシュに生かされたそうです。

    日本の家は、水平の梁、垂直の柱、そして、その間に引き戸があります。ジャパニーズスタイルというのは、そのような構造で、その住宅の特長は、「開口部が、大きいこと」です。

    つまり、自然と共有するといった考え方で、庭と一体化してつくられています。

    ヨーロッパの窓は、壁に穴を明け、風を通す「WINDOW」で、日本は、柱と柱の間に戸を差しかけてつくる「間戸」だそうです。

    これは、外敵から守る家と、自然と共存する家の違いだと言われています。

    とても面白い考え方だなあと思いました。

    ■デンマークの写真です。
    y1アルネ・ヤコブセンの椅子、カトラリー、灰皿、蛇口まで、すべてヤコブセンのデザインのレストラン・ヤコブセンです。
    y2海が見えるレストランでした。
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    下は、「あっ、カッコいいな!と思い写真を撮ったら、なんと、そこは、ヤコブセンが、設計した低層住宅で、1946年に着工し51年に完成した「ソーホルムⅠ」でした。自然の中にマッチしていました。ヤコブセン自身の家もここにあり、終生暮らしたそうです。
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    by 村上直樹

  • 2008.6.2

    また、一雨ごとに

    僕は、家の中で聞く雨の音が、好きです。その雨音は、なぜか気持ちを静めてくれます。雨をしのいでいると言った安心感といいますか、雨の音を聞きながら、うたた寝するのも、気持ちの良いものです。

    私の自宅のトップライト(天窓)からは、ちょうど良い大きさの雨音が、聞こえてきます。最近の住宅は、窓も小さくなっていますし、断熱材の性能が、よくなったのか、外の状況が、わかりにくくなっています。

    しかし、我が家では、「お父さん、今日、雨降ってる?」と聞かれても、ふと、トップライト(天窓)を見れば、小雨なのか、大雨なのかが、わかりますし、雲の流れで、風の強さもわかります。

    「自然を感じれる家がいいなあ」と、いつも思います。秋田もまた、今度は、一雨ごとの暑くなっていくのだと思います。暑い夏は、暑いなりに元気に健康に過ごしたいものです。

    ■デンマークの写真です
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    宿泊したアドミラルホテルのロビーです。このホテルは、1787年(220年前)に穀物倉庫として建てられたものをそのまま残し、大きな太いモミの木の柱と梁が、古さをかもし出していますが、不思議と最新のインテリアをマッチしています。
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    客室にも大きな梁と柱がありますが、とても、素敵にインテリアコーディネートされ、落ち着いて過ごせました。
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    ここは、ホテルの1階のバーコーナーです。やはり、北欧の伝統とデザインを感じます。
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    by 村上直樹

  • 2008.6.1

    今日から、衣替えなのに

    もう、今日から6月というのに、昨日は、自宅や会社で、ストーブをつけるほど、寒い一日でした。
    寒くなると、犬は、人間の体温より高いので、愛犬ジローの温もりが、とても、気持ち良く感じました。

    ■下の写真は、デンマークの建築家ヨーン・ウッツォンの作品です。代表作にシドニーのオペラハウスがありますが、下の建物は、バスヴァ教会と言って、住宅街に建っている小さな教会であり、コミュニティーセンターの役目もする建物だそうです。
    しかし、教会としては、とても、明るく、素敵な空間でした。
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    北欧の建築は、アメリカの西海岸を経由して、日本の建築の影響を受けていると言われていますが、この格子戸を見て、なるほどと思ってしまいます。
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    ここは、教会の食堂です。お洒落ですね。
    denm3天井から光が差し込む廊下においてある白木のベンチです。多分、ソープフィニッシュで、仕上げてあると思いました。
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    無垢の木で作った収納家具のデザインも、自然な感じです。denm5
    ホールの一角には、自然光が、巧みに差し込むようになっています。
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    建具も白木、本当に明い廊下です。
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    この天井には、びっくり!でも、上手にウェーブを無垢の木で、出してました。
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    全て、白で統一された教会の白いキッチンも、素敵でした。

    by 村上直樹

  • 2008.5.31

    福祉の国、デンマーク

    デンマークは、デザインの国というだけでなく、福祉の国でもあります。そして、その考え方は、ノーマライゼィションとして、「生活の継続性」「自己決定権」そして、「残存機能の活用」の三原則が、あります。

    その中の「残存機能の活用」は、高齢者であっても、できることは、自分で、積極的にやってもらうという考え方ですが、しかし、日本では、どうしても、高齢者の身の回りは、何でもかんでもスタッフが、やってくれる、高齢者は、世話をされるのが当たり前と考え方です。

    ところが、デンマークでは、足の悪い人でも、手を貸さず、スタッフが、そばで、見守っている。つまり、時間がかかっても、本人の意思で、自分だけのチカラで、行動させることが、「残存能力」を活性化させ、生きる力、達成感を与えられるものだとしています。

    昨夜のテレビで、耳の聞こえない女性が、「歌姫になりたい!」という夢を捨てずに幾度の失敗や悲しみを乗り越え、努力して、手話をしながら歌う姿が、映し出されました。その実録は、その女性の努力も素晴らしいが、周りの人が、その努力を助けてあげる姿も、素晴らしいと思いました。

    楽な道ではないけれど、あえて、努力をする、そして、その努力を助ける努力をする人たち、みんなが、とても素晴らしいと、わたしも、つい、自然に涙がでてしまいました。

    ■デンマークの写真です。
    grundtvigs4国民高等学校を提唱した牧師のグルンドヴィィ記念教会です。grundtvigs2中は、このようにドームになっています。この建物は、1916年につくられ始め、完成までに24年間かかったそうです。今年で、92年目ですね。grundtvigs椅子から、照明器具から、全て、素晴らしいデザインになっています。grundtvigs3計算されたデザインの建物のドアの取っ手は、貝殻の造形を取り入れています。

    by 村上直樹

  • 2008.5.30

    終身雇用と新人社員

    先日のテレビで、新入社員の60%が、転職を考えているというコーナーでしたが、転職した若い人へのインタビューでも「スキルをアップしたいから」「心機一転したいから」とか、軽い感じで、転職をしているようでした。

    現代では、終身雇用の崩壊と言われ、人材派遣会社が、花盛りと言った時勢ですが、新入社員の社員一人当たりにかかる教育費というのは、約2000万円と聞いたとき、やはり、会社は、人材であり、人にお金を投資できる会社が、強く大きくなっていくんだなあと思いました。

    しかし、小さなオーナー経営者である私の場合は、業績が悪くても、つらくても、会社を辞めることは、できません。だから、転職をする人のように、もし、業績を良い会社で働きたい、楽しい良い会社で働きたいとすれば、自分の会社、自分自身を変えていくしかありません。

    私の夢は、200年住宅ならぬ、200年続く会社にしたいと思っています。
    小さくても商売を200年続けることで、その会社が、時代の変化とともに、たとえ、どんな仕事に業態変化したとしても、その会社は、ルーツのある会社となり、世間から認められる会社になると思います。

    散歩で見つけた野花です。散歩をしていると、毎日違う新しい風景に驚いてしまいます。
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    by 村上直樹

  • 2008.5.29

    来週の見学会は、予約制ではありませんので、

    ホームページのトップ「イベント情報」に掲載しております「全面リフォーム見学会」は、当初、駐車スペースがなく、また、道路も駐車禁止という地域のため、ご予約をいただいて、時間割をして行おうと思いましたが、事前にその件をお伝えしておくことで、たくさんの方に見学していただこうと思い、一般公開型見学会にいたしました。

    そのため、ご来場いただいたお客様には、ご不便をおかけしますが、もし、見学会場の前のクルマ1.5台分のスペースが、埋まっている場合は、駐車できませんので、何卒、ご了承くださいますよう、宜しくお願い申し上げます。

    by 村上直樹