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2008.05.19
ガーデニングスタイル
庭や植栽のある家とない家では、もし、同じ建物だとしても、多分、違って見えると思います。
ですから、庭や植栽と建物を一体に考えていくことが、これから、いや、昔からですが、とても、大事だと思います。しかし、庭の剪定には、お金がかかるし、冬が囲いも大変だし、というのが、現実だと思います。ただ、最近、私が、お付き合いをさせていただいているお客様の多く、自分で木を切り、剪定(?)のようなことをされていますが、豪華な日本庭園でないとすれば、それで、十分だと思います。
ガーデニングといかないまでも、お花や園芸を家のまわりに飾ることで、そこに住む人だけでなく、道を行く人も、明るく、楽しくなるのではないでしょうか。そして、他人(ひと)の喜びは、自分だけの喜び以上にうれしく感じれるのではないでしょうか。
■アメリカの写真です。
大きな公園のような庭ある住宅です。
庭と住宅が、一体化した住まいです。
自然の石を塀や床などにふんだんに使うことで、豪華さを感じました。by 村上直樹
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2008.05.18
デザインと機能美
すぐれたデザインとは、無駄なものを排除した、とてもシンプルなデザインだと思います。
家具でも、音楽でも、料理でも、シンプルなものが、何年たっても、愛され、人の心を満たしてくれるものだと思います。
トーヨーキッチンは、そういう点では、とても、機能的で、かつデザイン性の高いキッチンです。以前、泉釜の町のM邸で、設置しましたが、その機能美には、驚きました。そして、今回は、現在工事中の新屋割山の展示場にも、そのキッチンが、お目見えします。どうぞ、ご期待ください。
■スウェーデン・ストックホルムの写真です。
北欧の空の色は、抜けるように青い!とても、気持ちがいいです。
ストックホルム市庁舎からみた川のある風景です。美しいです。
市庁舎の中の大きな天井は、木造で木組みをされていました。
やはり、船を作る技術が、高かったので、木造もお手のものだったと思います。
とにかく、大きい!広い、素晴らしい芸術的建物でした。by 村上直樹
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2008.05.17
ゴージャスよりも、自然の美しさ
4年前、ライフスタイルセミナーということで、アメリカのロサンジェルスへ研修旅行に行って来ました。その時は、全国から来たリフォーム会社の社長達とアメリカのリフォーム(リモデル)の設計事務所や、ハウスメーカーのモデルハウスを見学してきました。
欧米の人たちは、自分で、ペンキを塗ったり、リフォームすることで有名ですが、見学に行った住宅は、とても大きく立派で、ゴージャスでしたので、違和感を感じました。そして、私自身もその豪華な住宅には、あまり、感動しませんでした。
消費大国アメリカというお国柄なのか、その土地柄なのか、高級感を出した住宅が、多いように思いました。その室内のインテリアは、何もかも大きく、たとえば、キッチンの広さや大きさ、浴室の広さや豪華さ、寝室の数の多さ、などなど、唖然としてしていました。
■アメリカの住宅の写真です。
暖かい土地なので、開放的で豪華な玄関です。
大きなキッチンです。
大きなリビングの収納家具です。
広い広いキッチンです。
豪華な住宅の玄関ホールです。by 村上直樹
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2008.05.16
和を感じる住いと街並み
「和風」というと、日本らしいという雰囲気を言いますが、その表現として、昔から、日本庭園、瓦、格子戸などがあり、室内では、障子、畳、スダレ、屏風などがあります。伝統的な工法をつかい、高い技術力で住宅を建てると、やはり、そこには、格式高い雰囲気が、生まれ、素晴らしいですが、費用もとても高くつくようです。
よく、海外の写真を見ると、建物色が、統一されて、屋根の色や外壁の色で、街並みが、きれいに見えますが、そんに立派な建物が、建っているわけではありません。むしろ、質素な住宅ですが、とても素敵に見えます。それは、その建物が、その国や地域の自然や環境にマッチしているからだと思います。
日本の住宅であれば、日本らしさを少しだけ、外観にあしらい、その地方に合った素材や工法で、作り上げることで、その街並みが、少しだけ、統一され、キレイに見えるのではないでしょうか。耐久性のある無機質なものにこだわってしまうと、本来の「古くて趣のあるもの」は、何もなくなってしまうような感じがします。古いもの、使い古したもの、思い出があるもの、時を感じるものを住宅に残したり、取り入れたいと思います。
■ドイツの写真です。
大きな木を切り倒さず、その中に、道路を作っています。スゴイ!
大きな木が、デザインの街に似合います。
路面電車の線路や建物も大きな木をよけているように見えます。
古い建物を残し、そこに新しい建物をマッチさせています。かっこいいです。by 村上直樹
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2008.05.15
5月15日は、特別な日
昨日は、ストーブをつけるほど、寒い日でした。そして、今日、5月15日は、なんと、息子の20歳の誕生日です。じつは、20年前、秋田市の中通り病院の産婦人科で、なんと、ラマーズ法という呼吸法といいますか、出産方法ですが、夫のわたしも、子供を生み出す時に分娩室に一緒に入って、手を握りながら、応援?をして頑張りました。
また、20年前の5月15日は、茶道の表千家の家元が、秋田市の天徳寺において、「献茶式」を行った、特別の日でもありました。当日は、私も紋付袴姿で、お手伝いに行って、家元が、マスク?をして、お手前をするとことを拝見しておりました。
記念日は、やはり、大事にして、思い出を残しておきたいものです。
■ドイツの写真です。
ここは、高性能無暖房住宅ですが、夏の日差しは、外の木のルーバーで日射を遮ります。
外壁に取り付けられた、木製ブラインドが、建物のアクセントになっています。
冬は、建物の中の熱を逃がさない、夏は、建物の外の熱を入れないといった考え方です。
ここは、オフィスビルですが、住宅と違い、鋼製のブラインドが、外壁に取り付けられていました。by 村上直樹
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2008.05.14
自転車で感じた車社会
昨日は、天気もよく、暖かかったので、午後からの大工さんとの現場での打合せは、建築現場に駐車場もないこともあり、車ではなく、自転車で向かいました。そうすると、春風が気持ち良く、そして、意外と短時間で、到着しました。むしろ、信号待ちが、ないところを走ると、車よりも早いかもしれません。
しかし、自転車で歩道を走るので、通行者や段差などが、気になりました。そこで、気づいたことは、やはり、車の多さです。車の多さのため、自転車で車道を走ることもできないので、不便を感じます。やはり、車優先の国、地方なんだなあと思います。
2年前、デンマークに行った時、自転車専用道路があり、車の数より、自転車の数のほうが多いことに驚き、また、そのスピードや自転車で走る人たちのスタイルにセンスの良さを感じました。隣の大国、中国と違い、デンマークでは、排気ガスなんか、まったく感じない、クリーンな空気でした。
■デンマークの写真です。
北欧のコペンハーゲンです。バイキング発祥の地です。
自転車専用道路を走る人たちです。そのスピードの速さに驚きました。
早朝の散歩で、石畳に自転車通行用路面を見つけました。
とにかく、空と海と空気が、キレイな国でした。
古いお城や建物を大事に保存しながら、暮らしている姿は、素晴らしいと思いました。by 村上直樹
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2008.05.13
秋田県産の天然ガス
最近、オール電化だけでなく、給湯や暖房のエネルギー源に都市ガスをお奨めしています。その理由の一つは、ランニングコストと言うことだけではなく、秋田市の場合は、地元の天然ガスを使用していることにあります。
地元の天然ガスは、秋田市から南方50キロメートルの鳥海山の北麓、由利原高原に位置し、パイプラインによって秋田市へ天然ガスを供給しておりますので、輸送コストゼロ、エネルギーの製造コストゼロと言った、環境に良いシステムになっています。
また、電気コンロとガスコンロのCO2の発生量を比較した場合、火力発電所で電気を作る時に発生する量は、ガスコンロの発生する量にくらべ、なんと、2.65倍の排出になっているそうです。(東京ガスHPより)
そして、また、2008年4月以降は、安全性の高いセンサー付きガスコンロが、標準化され、給湯と暖房器具に高効率のボイラーを使用し、一定量以上を利用すると、ガス単価も下がり、ランニングコスが、下がります。ということで、PRしてしまいました。
いずれ、私個人としては、生活のためのエネルギーは、その地域あったもので、環境によく、安全で経済的であれば、電気でも、ガスでも、薪でも、炭でも、なんでも良いと思います。
ドイツの写真です。
ドイツでは、ほとんどが、木製カーポートでした。
建物と一体化したカーポートです。
木製カーポートは、自然の街並みに似合います。
自然と木の家と樹の中にドイツの車は、とてもマッチしています。by 村上直樹
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2008.05.12
寒くなく、暑くなく、快適な暮らし
暖房機で、石油FF式ストーブは、ファンヒーターといわれ、温風で暖め、一番普及していますが、最近では、パネルヒーターや蓄熱暖房機、薪ストーブなどは、輻射熱で室内を暖めるものも多く出てきました。そのほかにエアコンもありますが、天井のほうから、暖かい空気が、顔に直接当たるのは、あまり気持ちの良いものではありません。
北海道では、長い冬季間、室内の暖房をそこに住む人が、半袖でも生活できるくらい暖かく(暑く?)するそうですが、やはり、これからの時代は、できるだけ、エネルギーを使わず温度を上げずに、快適な暮らしができるように工夫することが、大切でないででしょうか。
暖房とは、温度を高くすることではなく、できる限り低い温度で、寒く感じないようにすることであり、冷房とは、できるだけ、高い温度で、熱く感じさせないことだそうです。室内を冷暖房で一年中、Tシャツだけの暮らしにするのではく、夏は、クールファッションで、冷たい料理、冬は、ウォームファッションをして温かい料理、衣食住を楽しんで、見たらどうでしょうか?
■ドイツの写真です。

古い建物が並ぶ街並みを走る 路線バスです。
古い石畳の歩道の上を歩く人、そして、なんと、車道も石畳です。
古い町並みを残しながら、リフォームをしていく。とても、参考になります。by 村上直樹
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2008.05.11
いつも美しいもの、美しいことを感じる心
世界の車窓からという番組がありますが、世界の国の人や美しい風景が、画面に映し出せれますが、この「美しい風景」というものは、人の心を本当に癒してくれるものだと思います。それは、テレビや映像でも、十分に感じることができますし、そこに美しい音楽が、流れれば、もう最高です。
たとえば、一つの絵が、その空間を広く見せたり、明るく見せたりすることも、人の心に感じさせることができるからで、人の「心」に感じさせるものをたくさん見たり、聞いたり、触ったりすることで、脳を刺激して、人をいつまでも若々しくするのではないでしょうか。
美しいものを見ること、感じることは、とても大事だと思います。
■ドイツの写真です。
ボンに宿泊した時のホテルです。ホテルの前のタクシーは、ベンツです。秋田にもベンツのタクシーがあります。
私たちをを乗せ、無制限高速道路アウトバーンを200kmで走ったバスです。
ドイツの製材所の事務所です。やはり、事務所と言っても、建物が、かっこいいです。
大自然の中の広大な土地に膨大な量の木材が、並べられていました。by 村上直樹
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2008.05.10
ホテルのデザインを取り入れる
ホテルのインテリアには、住宅の室内に参考になるようなデザインや色づかいが、たくさんあります。やはり、有名な建築家やデザイナー、コーディネーターの方が、設計したものは、それぞれ、個性があり、素晴らしいと思います。
良いホテルには、「ほっと」した癒しの空間と暖かいサービスが、あります。それは、高級ホテルでなくても、小さな町のホテルでも、体感することができます。美しい自然の風景、ウェイトレスの明るい笑顔、素朴な料理などなど、大きくなくてもアピールできるものが、たくさんあります。
住いが、小さくても、楽しく暮らせる工夫をすれば、むしろ、家族のコミュニケーションや気配、そして、絆を深めることが、できるのではないでしょうか?有名な建築家も、やはり、住宅は、できるだけ小さく作るのが、良いと言っております。「楽しく暮らす」「明るく暮らす」「朗らかに暮らす」ことを考えて、これからも、プランニングしていきたいと思います。
■ドイツの写真です。
これは、自然の傾斜に沿って建てられたペンションのようなホテルです。
ホテルの裏側の外壁は、木材のルーバーで仕上げられています。
ホテルの中の廊下も土地の傾斜なりに 木製のスロープになっています。
自然の風景にマッチした建物でした。すごい!by 村上直樹