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2008.7.28
完成見学会を終えて
写真は、見学会場のダイニングです。テーブルは、お客様のために、栓の木の無垢材で、作りました。
見学会は、昨日、おとといと、秋田市将軍野で、開催しました。
両日とも、真夏日で、外は、炎天下でした。
そして、完成したばかりの住宅には、まだ、エアコンが、設置されておりません。
しかし、なんと、その住宅は、断熱性と通気性が良いために、とても、涼しかったです。
来場された、お客様も、驚いていました。
南側の窓を閉めることで、熱風を防ぎ、北側の窓と2階の窓を開けることで、涼しい風が入ってきました。
秋田スギの無垢材の柱や梁、仕上材などが、爽やかな香りと感触も、影響していると思います。
風が吹きぬける間取り、大きな窓、そして、無垢の家具などなど、すべてが、マッチしてました。
とても、気持ちの良い空間でした。
冬暖かく、夏涼しい家、これが、理想の住いです。
by 村上直樹
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2008.7.24
幸福の迷宮を読んで
4年位前に「good luck グッドラック」という本を書店で見つけ、1時間ほどで読んで、とても感動したことがあります。
そして、その「good luck グッドラック」という本を小学校の娘に読ませたら、娘も感動し、学校へ持って行ってました。
この本は、その著者が、書いた本ですが、おとぎ話の中で、人生の幸福というテーマで、わかりやすくしてあります。
今回、この本を手に取った私は、多分、最近、何か迷いや不安が、あったかもしれません。
通常、誰でも、不安と恐怖を持っています。しかし、それをどう考えるかで、まったく違う人生になります。
この本の中で、主人公が、迷宮の森の中の扉を開けようとすると、その扉から「お前は、だれだ!」という問いかけをされます。
そうすると、主人公は、自分の名前を答えますが、扉は、開きません。そして、また、「お前は、誰だ!」と、何度も問われます。
そして、主人公は、奮い立ち「私は、ここを抜け出して、自分のなりたい自分になるの!」と叫びます。
その瞬間、目の前の門が、重い音を立てながら、開きました。
・・・・つまり、こうだと思います。
心の迷宮、幸福の迷宮の森に入ったときは、「自分は、何になりたいか」ということをまず決めること。
そして、不安と恐怖を手段として、目標を達成すること。
とても、シンプルな答えでした。
by 村上直樹
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2008.7.23
梅雨明け宣言!
■このノートは、誰もが知っているCAMPUSのノートですが、ちょっと違うのが、巾(ワイド)です。
これは、スリムB5というサイズですが、通常のB5より3.5センチほど狭くつくられています。
わたしの七つ道具(筆記用具、カメラ、スケール、メジャー、携帯電話、名刺、その他)を入れている愛用のバッグにすっぽり入りました。
実は、このノートは、ヒット商品だそうです。
それは、通常、使用されている大きさのノートに書きますと、どうしても空白が出る部分をカットした結果、この巾になったそうです。
つまり、とても「エコ」な商品な訳です。
ちょっとした、節約が、アイデア商品になる。
コクヨのホームページを見ると、とても、ECOを考えた企業のようでした。
これからは、まず、ECOを小さなところから、はじめましょう。
by 村上直樹
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2008.7.18
日々、喜びを感じる時
■これは、毎日散歩する公園のアジサイです。日々の変化は、小さいものでも、毎日の繰り返しや、積み重ねで、本当に大きなものに変化します。
たとえば、私が、5年くらい前から、ホームページに書いていた日記は、「ブログ」と言う形で、有名になる前から始めました。
しかし、その日記を 今回、ホームページをリニューアルするために読み返してみると、その莫大な数に驚いてしまいました。
そして、日々の自然の移り変わりも本当に小さい、少ない、目に見えない変化ですが、数ヶ月前と比べてみると、まったく違っていることに気付きます。
子供も大人も、みんな、常に変化しつづけています。
そして、それは、他の人、他のものと比べるのではなく、自分自身や、そのもの自体の 変化・進化を 楽しんだり、感謝したりすることで、心から豊かな人生になるのでは、ないでしょうか。
by 村上直樹
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2008.7.17
一昨日、電動二輪車のセグウェイに試乗してきました。事務機器販売会社のイベントとしての試乗ですが、簡単な説明を受け、すぐ乗れるようになりました。
この二輪車は、日本の公道では、走れないということでしたので、駐車場で乗らせてもらいました。
アクセル、ブレーキは、ありませんが、ハンドル1本で、左右と直進が、簡単に操作できます。(バック走行は、ブレーキ用だそうです)
スピードは、最高時速30キロで、1回の充電で、35kmを走れるそうです。
「移動する」だけでしたら。簡単ですし、エコですし、究極の車だと思いますが、
やはり、何か,物足りませんでした・・・・・。
ちなみに 価格は、95万円だそうです。
by 村上直樹
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2008.7.16
一階一部全面リフォーム
■1Fの部分リフォームといえども、既存の図面を作成し、プランを考え、新築以上の住み心地を実現します。
大きな面積の住宅をリフォームする場合は、普段は、あまり使用しない部屋をどうするか?という問題が、出てきます。
つまり、全面リフォームとは、外装・内装、すべてをリフォームすることですが、使わない部屋まで、リフォームすることは、もったいないことになります。
そこで、リフォームする部分としない部分を決め、リフォームする部分には、構造的な部分(土台・柱・梁)の補強から、防虫工事、高断熱工事を行った上で、内装工事を行います。
そして、重要なことは、どのような間取りにするかということです。
つまり、断熱、通風、換気、暖房、冷房、動線、収納をキチンと考えて、間取りをしていかなければなりません。
しかし、とりあえず、部分的に取り替えるリフォームをしてしまうと、その後のリフォームを行う時につながりが、もてないために断熱や通風、暖房効率の悪い家になってしまう場合が、あります。
リフォームといえども、これからの新築と同じかそれ以上の仕様と構造で作り、長寿命の住宅することを お奨めしています。
by 村上直樹
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2008.7.15
木のある風景
■ショールームの前の「ななかまど」にも、実がつき始めました。全国的の猛暑ということですが、秋田は、温度も、あまり上がりませんので、過ごし易い日々です。
東京に行くと、以外に木が、多いことに気づきます。
秋田にも、木があるのですが、それは、郊外のことで、秋田市の中心には、あまり、木がありません。
ですから、木のない街は、とても、殺風景な感じがしますが、木があるだけで、豊かな街に見えます。
先日行ったところは、「国立」というところで、一橋大学のキャンパスがありました。
そこは、木々が豊かですし、街も、大きな街路樹で、溢れてました。
暑い夏は、この木陰で、涼しむのかなあ、と思ってしまうほど、素敵な街でした。
「木のある街、木のある風景、木の家」
木は、人間の心を癒してくれますし、目も楽しませてくれる、とても、大事なものだと思います。
by 村上直樹
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2008.7.11
3×6プライウッドの幾何学
この椅子は、建築家田中敏溥先生から、昨日、直接いただいた記念すべき、ビンチェアーのミニチュアです。と、言いますのも、一昨日、昨日と田中先生の設計勉強会があり、ラッキーなことに その講評の後で、勉強会の中で頑張った人7人に与えられる「敢闘賞」として、先生の発案したビンチェアの模型をいただきました。
この実際の椅子は、種類がたくさんあり、田中先生のご自宅でも、座ってきましたが、独特の弾力があるので、思ったより、座り心地が良いです。
本物の椅子は、3尺(91センチ)×6尺(182センチ)の規格サイズのプライウッド(合板)から、無駄なく、まるで、パズルのように切り取られた一個一個の型から、できています。15種類くらいあるそうです。
そして、その型を釘も接着剤も使わずに 簡単に組み立てることができます。
どうしたら、こんなことが、考えることができるのか、驚いてしまいました。
このミニチュアの解説書に書いてある田中先生の言葉です。「ビンチェアが、教えてくれたこと。・・・・・このような道楽ともいえる椅子づくりを通して、得たこともある。一つは、自分で汗を流して作っていると素材の特性がわかるようになる。二つ目は、自分で買い求めた材料を使ってつくると「もったいない」という気持ちが、沸いてくる。三つ目は、ひとつのことを根気よく継続して考えていると、本当にある日、突然、別な考えが浮かび、「新しい可能性」が見えてくる。」3尺6尺のプライウッドから切り取った1枚の板、この小さな世界から得た三つのことは、私の建築における設計活動に少なからず影響を与えてくれたと思っている。・・・・・三つのことの根底にあるのは、そのことに惚れ込むこと、つまり愛だと思う・・・・・
勉強会では、設計の心得、心掛けを 直接、お聞きし、温厚で、素晴らしい方だと感じました。この気持ちを今後の住宅設計に生かしていきたいと思います。ありがとうございました。
by 村上直樹
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2008.7.7
湯沢の住宅を観て
*今年の冬、湯沢の犬っこ祭りに行った時の愛犬ジローのスケッチです。実は、一昨年前から、家内の実家(湯沢)のすぐ近くにとても、気になる工事中の住宅が、ありました。
その住宅は、平屋で薄く軒の深い屋根が、伝統を守りながら新しいモダンを感じる家でした。
朝の日課である愛犬との散歩をしながら、何度も立ち止まり、何度も観てもあきない外観でした。
きっと、どこか、有名な方の「茶室」として、遊び心で作られた住宅かなとも、思っていました。
そして、昨日、インテリア・デザイン・建築雑誌「コンフォルト」の今月号を読んで、驚いてしまいました。
なんと、その住宅は、かの有名な建築家であり、書家でもあった「白井晟一」が設計し、1953年に建てら
れた東京にある「試作小住宅」を 移築した家でした。
そして、その住宅雑誌には、このように説明してありました。
「この小さな家は、「試作」でありながら、声高な「提案」や「実験」の臭いが、ひとかけらも感じられない。
あるのは、人の暮らしを支える簡素な機能と、骨太の美意識のみ」とありました。
・・・やはり、住宅には、シンプルな機能とデザインが、一番大事なのかもしれません。
by 村上直樹
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2008.7.6
ザ・マジックアワーを観て
久しぶりに土曜日のお休みをいただき、妻と娘の3人で、映画を観て来ました。
今回は、3人とも意見が合って、三谷幸喜監督の「ザ・マジックアワー」になりました。
「マジックアワー」とは、太陽が沈む一瞬の時、美しく輝く空の景色のことですが、実際の映画の内容は、まるで、マジックをみているように面白かったです。
「役者」が、「役者」を演じる面白さ、コメディー映画とわかっていても、感動してしまう不思議さには、三谷監督の頭の良さを感じてしまいました。
この映画の笑いと驚きに、観ている私も観客も、佐藤浩一の名演技に「く、く、くっ、・・」と言った、こらえた笑い声が、大きく広がっていました。
しかし、最後に言った言葉、「すべては、助けてくれるスタッフのお陰なんだよ!」は、私にも、仕事に通じる思いが、共感できました。良い映画でした。
by 村上直樹