-
2008.7.4
リフォームは、修繕・修理・修復?
昨日から今日と、雨が降り、少し、梅雨らしくなりました。
さて、リフォームをする目的として、「修繕」「修理」「修復」が、ありますが、「修繕」とは、現在の悪い状態を良くすることで、「修理」とは、こわれたところを直すことで、「修復」とは、もとに戻すことにあります。
それでは、たとえば、外壁が、部分的に古くて腐れてしまった場合に
A社は、その部分を 既存と同じあるいは、似た外壁材で、張り替える。
B社は、その部分を 性能の良い外壁材に張り替える。
C社は、その部分を 違う素材で、デザイン性の高い外壁にする。
どこに注文しますか?
実際には、価格面だけでは、A社に注文しますが、耐久性の問題があります。B社とC社に関しては、施工方法や材料や素材の説明と価格を聞いてから、判断し注文するべきだと思います。
いずれ、リフォームをする場合、その目的に合った提案をする会社に注文することが、大事だと思います。
by 村上直樹
-
2008.7.2
タイル
7月になりました。
いよいよ、本格的な夏に向かっていきます。ここのところ、毎週のように「住宅完成見学会」や「住宅構造見学会」を開催しましたが、ここで、やっと一休みと言ったところで、実は、内心「ほっと」しています。
しかし、日々向上!日々進化!気持ちで、油断しないで頑張りたいと思います。さて、「住宅には、素材が、大事です」と、いつも、申し上げていますが、その素材の中で、昔から、よく使われていながら、最近、減少したものに「タイル」が、あります。
「タイル」は、「耐久性」に優れ、「自然環境に対して、劣化、変色、変質しない」」「アルカリ、酸性、薬品に変質しない」「耐熱、防火、防水性にすぐれている」「耐摩耗性、清掃性に優れている」などなど、よいとこだらけでですが、最近、使われておりません。
たとえば、キッチンの壁には、タイルの目地が、汚れ易いので、油や水に強く、汚れない「キッチンパネル」といったものを使います。
また、浴室の床、壁のタイルは、冬、冷たく、また、亀裂が、入り易いため、暖かく、掃除のしやすいFRP樹脂のユニットバスを設置することが、多くなりました。しかし、タイルは、自然素材から作られた建築材としては、万能であり、そして、デザイン性の高い素材でありながら、使われないのは、もったいないと思います。
ですから、これからは、その欠点を上手に改善したり、あるいは、生かしていくことで、住む人に優しい、地球にも優しい、仕上げ材として活用されていくのでは、ないでしょうか。やはり、できれば、自然の土・石・木を活用した、古くて新しい住宅が、良いと思います。
デンマークのレストランのテーブルです。タイルを埋め込んでいました。
by 村上直樹
-
2008.6.30
収納について
住宅の中で、重要な部分に収納がありますが、その収納を考えるとき、「誰が」「いつ」「どこで」「どの程度」使用するのかを考え、それを見せておくのか、隠すのかを決めて、収納家具の造作工事をします。
また、収納するものには、寸法、重量、数量、収納するときの状態(吊るすのか、たたむのか、重ねるのか、など)を考え、そこに住む人のサイズや生活習慣に合わせ、使い易いように工夫します。
ですから、造作収納を作る際には、そのことを事前によく打ち合わせをして、何をどうしたいかをしっかりとアピールして、あとは、専門家にプラン提案してもらうことが、良いと思います。
家具は、住宅にとって、なくてはならないもの。
そして、その家具をどのように配置して、どのように使うのかによって、生活スタイルが、大きく変わります。置き家具でも、造り付けの家具でも、実用を兼ねたインテリア性の高い家具を設置したいものです。
by 村上直樹
-
2008.6.28
古くて新しいコンセプト、素材、デザイン
建物の外観は、やはり、重要ですが、住宅の場合は、できるだけシンプルなほうが、良いと思います。
以前の私自身の家の場合は、中庭ということで凸凹を作ってしまい、その凹部分に光が、差し込まないことで、植栽が、枯れてしまったり、ゴミや汚れの吹き溜まりになってしまったりと、苦い経験があります。
ですから、できるだけ、凹凸のないシンプルな形が、ベストですが、どうしても、建物の面積が取れなかったりした場合は、玄関ポーチや箱庭コーナーを小さな凹として光を差し込むようにして、建物に取り入れてみるのも、良いと思います。
また、住宅の外観というと、屋根、外壁、窓が、目立ちます。
しかし、その中で、屋根は、下から見上げることになりますので、むしろ、外壁や軒天の方が、その建物の印象を強くします。
そして、その外観や軒天の素材、色、デザインは、その住宅を設計施工する会社により、それぞれ個性があります。いずれ、その建物の「コンセプト」をキチンと決め、お客様と一緒に作り上げる住宅が、ベストだと私は、思います。
現在、工事中の割山の住宅は、古くて新しいコンセプト、デザイン、素材を活用して、出来上がります。
村上商店の新しい始まりになる予感がする住宅にしたいと思っています。スウェーデンの写真です。北欧の人は、どこでも、みんな、ひなたぼっこをしています。
by 村上直樹
-
2008.6.26
今日は、お引越しの日
今日は、建替新築のお客様のお引越しの日でしたので、私も、お手伝いに行きました。
朝から、とても天気が良く、暑くなると予想されていましたが、お客様が、移動するものをキチンとダンボールに収納していただいたおかげで、朝の涼しいうちから、スムーズに進行しました。やはり、住んでいるうちに使わなくなった物を捨てられずにどんどん増えていくことは、どこの家庭でも同じです。
ですから、リフォームや新築のときに思い切って処分してしまうことが、とても、良いことだと思います。よく、仕事に行き詰ったり、スランプに陥ったりした場合、まず、机の上や身廻りを掃除して整理整頓すると、能率が上がったり、良いアイデアが、ひらめいたりするそうです。ですから、家庭も同じで、一旦、家の中の不要な物をすべて処分し、暮らしをリセットすることで、新たな気持ちで、楽しい幸せな暮らしを迎えることができると思います。
目標を持ち、夢を持ち、楽しい暮らしができることを信じることから、すべてが、はじまります。
そして、それをお手伝いすることが、私たちの仕事です。■散歩で見つけた、公園にあるきれいな花です。
by 村上直樹
-
2008.6.25
工事中は、あまり、見せたくないのですが・・・。
今週も、構造見学会を開催いたします。
本来なら、完成した住宅をお見せするのが、一般的で、工事中は、どうみても、昔で言う「3K]のように見える状態ですので、あまり、感動するところのない、見る人によっては、つまらない見学会だと思います。しかし、この状態は、このようになる。この部分は、このような理由で、こうしている。ここが、見えなくなる部分ですが、実際は、このようなものが、建物の天井裏や壁の中や、床下に設置されている。などなど、説明を聞いて、建物を建てる前に建物を勉強しておくことも、とても大事だと思います。
住宅だけでなく、料理でも、衣類でも、もし、作っているところを見学できれば、安心ですし、素材や作り方を見せてもらえれば、自分でも、後で、料理でも裁縫でも、建物修理でも、できるかもしれません。
「衣食住」は、それぞれの家庭のスタイルがあり、その暮らし方は、千差万別です。そして、住宅の室内は、その家族のライフスタイルに合った、空間にしなければなりません。
以前、テレビで、リビングの真ん中に浴槽をレイアウトした住宅を見ましたが、それが、その人の趣味であり、楽しみであれば、それが、ベストハウスだと思います。
これから、日本は、高齢化時代に突入していきます。ですから、やはり、「健康で、快適で、楽しい暮らしができる」家作りを目指して、頑張っていきたいと思います。
■愛用のファ-バーカステルの1.4mmの芯のシャープペンシルです。
これは、絶対に折れませんし、描き易さ、抜群です
■今朝の朝食は、なんと、サーモンとレタスのスパゲティに卵スープでした。
なんとか、二人に食べてもらえました。
by 村上直樹
-
2008.6.24
雨のち晴れ
今朝は、雨が、降っていましたが、午前中で晴れ上がり、午後からは、快晴の天気でした。
本当に快適な梅雨ですが、やはり、降るときは、適度に降っていただかないと、農作物などに悪い影響を与えてしまいます。最近は、天災、人災など、毎日、不安なニュースばかりですが、なんとか、このインターネットを使った情報化時代にあって、誰もが持っている携帯電話を使い、不安を安心にかえるソフトやサービスが、できないのかと思います。
日本でも、ついにアップル社から、iPhoneが、7月に発売になると言われてますが、この便利な携帯電話は、今後、もっと、進化していくのでは、ないでしょうか。
そして、そのモバイル進化の中で、現代の問題になっている「天災」や「犯罪」を未然に防ぐようなソフトも、早急に開発していただきたいと思います。■朝食は、20分くらいで、手早く作らなければなりませんので、つい、炒め物が、多くなってしまいます。
今日は、ツナともやしとピーマンいため(油なし)、ホットケーキにメープルシロップ、もずく+レタススープ、湯沢のサクランボとブルーベリーヨーグルトでした
by 村上直樹
-
2008.6.23
今年は、空梅雨?
梅雨に入ってから、毎日、良い天気が続きますが、ことしは、このまま、夏に突入するのでしょうか?
しかし、九州地方では、大雨が、続き、日本列島の縦の長さを感じます。昨日は、晴天の中、秋田市将軍野で行いました住宅構造見学会は、無事、終了しました。
会場には、朝一番、今年、弊社で新築されたお客様が、関東方面に住んでおられる義父様と一緒に来場され、先週から、その住宅に泊まられているようで、「秋田の家が、とても快適で、素晴らしい、関東方面でも家を建てませんか?」と、感動され、お褒めのお言葉をいただき、とても、うれしく思いました。
また、近隣の工務店の方も、来場されました。
その方は、20年前、短期間でしたが、2級建築士の学校で一緒に勉強し合格した方でしたので、懐かしい思い出で、いっぱいでした。
やはり、専門の方らしく、施工方法や養生の質問には、鋭いところがありました。
是非、その方にも、頑張っていただきたいと思います。そして、弊社の完成見学会には、来場されてますが、その中身(構造)を見たことがないという方も来場されました。
その方は、住宅に対する「思い」が、シッカリしている方でしたので、ひとつひとつ、打ち合わせをしていきながら、夢を形にすることで、本当に楽しい暮らしのできる住宅を得ることができると思います。来場者は、そんなに多くは、ありませんでしたが、ひとりひとりの方と、シッカリとお話しができたので、とても、良かったです。
そして、いよいよ、7月下旬の完成に向けて、全員一丸となって、頑張ってまいります。
秋田スギの香る、明るく爽やかな、住いになりますので、是非、完成見学会にも、来ていただきたいと思います。■構造見学会の会場の二階から見える太平山です。
この将軍野地区は、高い建物が、ありませんので、とても、見晴らしが、良いです。
by 村上直樹
-
2008.6.21
今日は、暑い夏日になりました。
今朝は、湿度が高いのか、夏特有の「爽やかな朝」ではなく、なにか、じっとりした感じのする蒸し暑い朝を感じました。
当然、日中は、エアコンをつけるほど、温度が上がり、愛犬ジローも暑そうでした。
これからは、特に現場の作業する人は、体調に注意していただき、頑張っていただきたいと思います。さて、明日は、将軍野で、「住宅構造見学会」を開催します。
先日、日のよい日に上棟式を行い、古四王神社の神主さんにお払いをしていただきました。
そして、いよいよ、内部造作、仕上げ工事に取りかかりますが、その前に これから、住宅を考えられてる方に見えない部分の住宅の構造をお見せして、家作りの参考にしていただきたいと思い、見学会を企画いたしました。見えなくなる部分を公開する、それは、第三者検査機関だけなく、お施主様だけでなく、一般の方にも、その内容をお見せするということは、工事に関係する者が、キチンと施工していることを確認していただくことであり、仕事に責任をもっていることを表現することでもあると思います。
明日は、将軍野の住宅、来週は、割山の住宅、気持ちの良い無垢材や自然素材の仕上げ材を張る前ですので、ちょっと、ゴツイかもしれませんが、建物の中身(構造)を見て、知っておくことも勉強ですので、是非、ご覧になっていただきたいと思います。
■ドイツの写真です。
屋根軒先、外壁のおさまりです。
by 村上直樹
-
2008.6.20
相続と家族
ジメジメすると思いましたら、昨日から、秋田も梅雨入りとなりました。
さて、遺産贈与には、「生前贈与」と「遺言贈与」が、ありますが、平成15年から、施行された「相続時精算課税制度」は、生きているうちに遺産を贈与して、税金は、贈与を受けた人が、相続発生時に行うものがあります。
また、住宅取得等資金の贈与に係る相続時精算課税制度というものは、贈与により住宅の取得等の対価に充てるための金銭を取得し、一定の要件を満たす新築、取得又は増改築等を行った場合には、その受贈者は、相続時精算課税制度を選択することができます。
いずれ、遺産を生きている間に受け取るということは、家族みんなで話し合えることで、とても、良いことだと思います。また、税金に対する考え方をしっかり持ち、将来設計もできるので、長寿社会には、今後、とても、必要だと思います。
たとえば、共有の土地が、遺産として残った場合、わたしの場合は、兄弟が、二人ですので、簡単なのですが、昔の人ですと、遺産を受け取る人が、大人数であり、また、その子供(孫)までにいたるとなると、分与が、いろいろと難しくなります。
ですから、生きているうちに子供に直接、思いや気持ちを話し、その財産を譲ることは、とても、素晴らしいことだなあと感じました。by 村上直樹