コラム

2006.2.9

会社経営は、まず、顧客の安全

昨日は、春のような天気で、暖かく、道路の雪もだいぶ融けましたが、今日は、一転して、気温が下がり、朝から、凍りつくような吹雪です。[:結晶:]秋田の春は、まだまだ、遠いのでしょうか?

さて、最近の耐震偽装事件が、また、違う地域でも起こっているということで、やはり、量産体制の建物が、そのターゲットになっているような感じがします。数をこなして、コストダウンを図ることは、今まで様々な経営者が行なってきたことです。しかし、コストダウンとレベルダウンは、違います。
価格を下げて、質も下げることなら、誰でもできますし、そもそも、コストダウン、コストカットとは、無理無駄を省き、厳しい管理システムの中で、行なわれて、初めて達成できるものだと思います。

先日、本を読んでいましたら、著者が尊敬するある塾の経営者に「塾を経営していく中で、一番大事なことは、なんですか?」という質問に 経営者が、「生徒の安全です」と答えられてました。また、拡大路線をとっている他の塾の広告見出しに「合格者数何百人」と誇示した内容にも、塾生が多いから合格者が多く、実際には、その塾の合格率(合格者÷受験者)を重視しなければならないと、数字に対しても厳しい方でした。

つまり、どんな職業の経営者も常に「顧客の安全」と「数字」という、お客様にとっても、会社にとっても、一番大事なところをキチンと理解し、社員とともに行動していかなければならないと感じました。

by 村上直樹