コラム

2006.2.2

素直な心で、頑張ろう!

最近、高校受験を間近に受験生を持つ親の気持ちは、やはり、とにかく本人に実力以上のものを出して欲しくてたまらないのではないでしょうか。そのためには、神社仏閣めぐり、頭にいい食べ物の研究、家族で風邪をひかないように予防接種、などなど、特に私の娘の場合は、本格的に実力がありませんので、どのように意識改革し、メンタルトレーニングをして、集中力を出してもらおうか、受験に落ちても落ち込まないように、かつ、プライドを傷つけないようにしようかなど考えております。

先日、経済雑誌を読んでおりましたら、漫才師の方の小さい頃の思い出が、書かれていました。昔、その漫才師の方の家は、とても貧しく、家には、おばあちゃんしかいなく、また、食べる物もなかったそうです。でも、やはり、子供ですから、お腹がすくと「腹減った~」とせがむ、そうすると、「外で遊んで来い!」と言われる、家に帰るなり「腹減った~」というと「早く寝ろ!」と言われる、朝起きて「腹減った~」というと「早く学校行って、給食たんと食べろ!」と言われ、お昼まで我慢して、学校で給食を食べる、毎日何も食べてないから、これが、うまくうまくてしょうがない。
こんなに美味しい給食を残すなんて、とんでもないと思っていたそうです。また、そのおばあちゃんには、いつも、「勉強が嫌いなら、勉強は、頭のいい人にやってもらえりゃいい、世の中には、たくさんの数え切れないくらいの仕事がある。その中で、世の中のため、人のためになる、一番役に立つ人間になったらええ。」そんなことを書いていました。
そして、その文章の中には、その方の苦労もありますが、「素直な生き方」が、あらわれているように感じました。
人間の一番大事なことのひとつ、「素直さ」これを心の底にいつも持ち、頑張っていきましょう。

by 村上直樹