コラム

2006.1.30

同じ業種で、業態変化をしていく

最近、建設業と言うものが、大手総合建設業から町の小さな工務店まで、時代の流れで、ずいぶん変わってきました。それは、数年前からの公共工事の大幅な削減により、勝ち組と負け組みの差が大きく生まれ、最近では、秋田の老舗の建設会社が、次々と廃業や破産に追い込まれていることにも、顕著にあらわれています。

弊社もそんな中、数年前から、「業態転換」にチャレンジしてきました。建築業と言う「業種」において、お客様中心で考える時、その建築業の中に「提案力」「サービス力」「情報力」といったものが、含まれていなければなりません。
公共工事のように決められたものの中で、提案や企画の必要もない価格だけが、落札基準になる受注の場合には、その会社の魅力というか、独自性というものが、出ないような気がします。

いままで、様々な業種が、時代の流れの中で、つぎつぎと業態変化してきました。その代表的なのが、小売業のコンビニエンスストアです。とにかく、お客様の利便性を考えた営業が、瞬く間に全国に普及し、社会現象までなりました。しかし、このコンビニエンスストアも、現在、売上に伸び悩んでいます。それは、同じような店舗の飽和状態であり、成熟期に差し掛かったことになります。ということは、どんな商売もまた、常に変化し続けていかなければならないと言うことだと思います。

その会社が、どのように業態変化するのか、それは、そのトップにすべて託されていると思います。トップとは、常に自分よりもお客様、社員、家族、取引先の幸せを考え、行動できる人にならなければなりません。
日々「進化」していけるよう、改善に改善を重ね、がんばりたいと思います。

by 村上直樹