コラム

2006.1.15

やったことがないから、やってみる

昨日は、やっと気温も緩み、外気温度が、5℃程度でした。今回の大雪で、道路に降り積もった雪は、除雪車が処理してくれたおかげで、幹線道路などは、ほとんど雪も融けて消えて運転し易かったのですが、小路に入りますと、逆にドロドロになった雪が、車のタイヤを埋めたりして、走行が、大変になってしまっていました。
毎日、テレビでは、新潟の大雪の地方の「雪寄せ」の件で、報道されていますが、その中で、雪寄せのボランティアの「若い方」が行っても、「素人だから無理だ、できねえよ」と屋根に上げてもらえず、「老人」の方が、大雪が乗った屋根のうえに上がって雪下ろしをしているのを見て、むしろ、疑問と危険を感じてしまいました。
実際には、確かに雪寄せに関しては、そうかもしれませんが、やりかたは、無限にあると思います。「若いから、まだ、無理だ」とか、「まだ早い」とか、若者に権限や仕事を譲らないことは、地方や村では、よく見かけることです。確かに歳をとっても、権限や地位は欲しいものですし、まだまだ若い者に負けないぞと思っている方も多いと思います。

会社も同じで、「やったことがない」から、「やってみる」価値があるのですが、「前例がない」「そんたごと、聞いたごとね、無理だ」とやる前から、企画や設計プランも見ないで、経験と慣例で判断してしていると、まったく、進歩発展がなく、老人的な会社になってしまうと思います。

経験と勘だけで仕事するのではなく、経験と勘を積み重ねていける会社、そして、新しいことにチャレンジしていく会社になりたいです。

by 村上直樹