コラム

2006.1.8

大雪を良い経験として

毎日、毎日、雪寄せ、雪捨ての日々です。私の高校生になる息子もアルバイトで手伝いをしています。雪寄せは、意外と体力の使う、キツイ労働ですので、若い人や経験者ででないと無理だと思いました。

ましてや、今回のような大雪ですと、重機で寄せないと、人間の手作業では、相当の時間と人数が必要ですし、特に秋田は、高齢者の割合が日本一の地域ですので、そんな方が、住んでいる家の雪や倒壊の恐れのある危険な家の雪は、行政の管理や力だけでなく、地域のみんなで助け合いながら、行動していかないと、大きな事故になりかねません。

今でこそ、地震、台風、豪雪にも耐えられる家が、多く立ち並んでいますが、昔ですと、粗末な家で、「自然の脅威」を感じながら、その自然の中で人間は、知恵や力を出し合い、生活してきたと思うと、現代は、なんて幸せなんだろうと感じます。

今回のこの大雪をいい意味での経験として、地域の住民として、住宅建築においては、雪国の今後の家づくりと、主要道路の管理においては、早め、早めの対策が、必要かと思いました。

by 村上直樹