コラム

2006.1.3

安きに居りて、危うきを思う

最近、秋田では、JR羽越線の脱線事故や湯沢市の泥湯温泉の有毒ガス事件などで、全国的に有名になってしまいました。どちらも天災事故のようですが、詳しく見てみると人身事故のような気配もします。

飛行機も電車もバスも、まず、安全第一ということで、利用する人たちも、そのことを「当たり前」のように信じて利用しています。また、泥湯温泉でも、私も訪れたことはありますが、その「硫黄の臭い」は、強烈なのに「人体に悪い」という掲示もされていませんので「安全」だと思い訪れていました。
大きな事故の前には、小さな事故や前兆が、何十回何百回とあるのだそうです。その小さな変化を気づくことで、事故を未然に防げるそうです。ですから、私たちは、業種は違っても、やはり、同じサービス業です。
お客様の安全のために、日々の点検や修理、小さなミス、小さなクレームにも敏感に反応し、その中から新しいサービスを開発していかなければならないと思いました。

by 村上直樹