コラム

2005.12.28

本当のいい家づくり

秋田市は、毎日、毎日、降雪と寒さに加え、除雪作業もはかどらず、道路状況が悪く、車の運転もノロノロで、通常の3倍以上の時間が、かかっています。
そして、街路の風景は、まるで、北海道の小樽か網走ではないかと、思うくらいの雪の多さに今年の冬の物凄さを感じます。

そんな中、昨日は、1月から完成見学会を行う新築の現場のデコレーションをおこなってきました。
いわゆる、インテリアの飾りつけですが、窓周りや、家具を置くことで、その家の良さといいますか、本当の奥深さが、見えてきます。
そんな時、その現場で、断熱工事の職人さんが、「この家のカタログは、ないですか?」と聞いてきました。
「どうして?どこがいいですか?」と聞くと、「すべて秋田杉の無垢材でつかわれている家で、工事をして、いいなあと思いました」と答えてくれました。

私は、本当にうれしかったです。

それは、その家の工事に携わり、見えない所を見ている職人さんに「いい家」といわれるのが、本物の家だと思っているからです。

いい家は、業者や職人さんが、知っています。それは、構造や機能、性能は、もちろんですが、それを、建前だけでなく、本当に心からお客様のためにしっかり責任を持って誠心誠意施工する会社が、いい家を作れるのだと思います。

by 村上直樹