コラム

2005.12.22

スタイリストと住宅

いよいよ、明日から始まる「全面リフォーム完成見学会」のお客様宅へ行ってきました。
最終の仕上げのクリーニングの最中でしたが、自分でも驚くぐらい「変身」していました。

やはり、「内装仕上げ」をしないと、完成のイメージが出ません。しかし、この仕上げも私達プロでも不安になる時があります。
それは、配色といわれる色の組み合わせやデザインなど、場所場所で空間が違いますから、出来上がって、やっぱりこうすれば良かっという点が、出てきたりするからです。

服装では、よく、芸能人や有名人に「スタイリスト」という、ファッションを選んでくれる人が付きます。
今まで、テレビでなんとも思わなかった人が、「あっ、服装変わった、カッコイイ!」と思う人は、大概スタイリストが、ついています。
ファッションのプロが、選ぶとこんなにも変わるのか?と思うほど、違います。
それは、やはり、「セレクトする能力(センス)」と、「豊富な商品知識」がなければできません。

わたしは、その点は、住宅のプランナーやコーディネーターも同じだと思います。
家作りは、構造から仕上げまで、一つ一つセレクトして、組み合わせして出来上がっていきます。
ですから、住宅のプロは、センスと商品知識を兼ね備えていなければなりません。

しかし、その前にもっともっと大事なこと、それは、「お客様の立場で、お客様のために心から本当にいい家をつくる人」でなければなりません。

by 村上直樹