コラム

2005.12.9

みんなで未来を語ろう

毎朝、会社の朝礼では、当番の司会者が、「今日は、○○の日です」と、発表します。カレンダーや記念日を掲載したホームページなどで、誰でもすぐ探すことができます。

ですから最近では、誰でも、すぐその場で、どんなことでも、インターネットでわからない事を探すことができる時代になってしまいました。

数年前には、まったく考えられなかった事ですし、その発達により、いろいろな質問や依頼事項に対し、「わかりません」という返事が、できない社会になってしまいました。
しかし、「情報過多」時代には、それを正しく生かす人、そうでない人では、雲泥の差になります。

例えば、私の仕事で言えば、「部屋が、大きい」という結果の情報があるとすれば、それに対し、「部屋を分割して使える」という発見ができなければなりません。

つまり、「部屋が大きい」という「現在」に対して、「分割する」という「未来」が、見えてこなければ、仕事になりません。
「現在」を語るのは、誰でもできますし、それで、「未来」を語らなければ、脳は、停止してしまいます。
しかし、「未来」を語るためには、様々なアイデアや発見が、なければできません。

情報による「結果」という「現在」をかたるのではなく、情報から考えられる「成果」という「未来」をみんなで語りましょう。

by 村上直樹