コラム

2007.10.28

落ち葉道を歩く

日曜日の朝は、天気が良いと、ちょっと遠くまで、愛犬ジローと散歩をします。今朝は、いつもの寺町を通って、川尻方面に行きました。途中、大きな樹の下には、たくさんの落ち葉があり、二人で(?)、その落ち葉を踏み鳴らしながら、歩きました。そうすると、なんか、秋も深まったんだなあと、寂しく感じました。
先日、テレビで、67歳の男性の定年後の生活を映し出していました。この方は、元美術の先生ということもありますが、年齢よりも、とても若く見え、そのお母さんという方も90歳ですが、外見は、とても若く見え、驚いてしまいました。
その男性は、ボランティアで、夏祭りのお化け屋敷のセットをつくることに没頭し、様々なアイデアを駆使して、こども達を驚かせようと、活き活きと目を輝かせて、打ち合わせをしたり、製作したりしていました。そして、そのことに90歳のお母さん(お祖母ちゃん)は、「この年になっても、まだ、幼稚なんですよ!」と笑って困っていました。
若さを保つことは、年を忘れることだと思います。それは、ボランティアをしたりして利他に生きることだったり、趣味を持ち、それに没頭して、なにかをを作り上げたりすることで、悩んだり、困ったり、それを考えたり、解決したり、笑ったりすることで、脳と体を使うからだと思います。
最近、脳のことを説明した本が、よく出ていますが、「脳は、年をとらない、疲れない」そうです。人が、勉強して疲れるのは、脳が疲れたのではなく、目や肩が、疲れているのだそうです。また、年をとったからと言って、記憶力が落ちることもないとも書いていました。嬉しいことですが、私は、とても、忘れっぽいです。
そして、先述した67歳の男性は、本業の絵を描きにいくわけですが、その時、「自然の変化は、都会の変化よりも早い」と感じるそうです。ですから、自然の変化を楽しむことは、人間の若さを保つことにも、とても重要なことではないかなあ、と思いました。
寺町の落ち葉道です。サクサクと音をたてながら歩きました。
落ち葉道1
川尻惣社神社境内の公園です。大きな樹の下に落ち葉が、溢れていました。
落ち葉道3

by 村上直樹