コラム

2007.2.26

木のない風景

毎朝、散歩をしておりますが、毎日、晴天続きで、まるで、東京の冬のようです。その昔、私の母から、冬になると、「東京が、天気がいいと、秋田は、天気が悪い。東京の人は、雪を美しい、キレイだというけど、秋田の冬は、寒いし、冷たいし、なんにもいいところはない。」と言っていたのを思い出します。

私がいつも、犬のジローと散歩をする寺町も以前は、大きなケヤキの木が、ありました。その木は、私が、小学生の時から、とても大きく、学校の帰り道に雨が降ると、雨宿りできるほど、葉っぱがたくさん茂っていました。そして、夏などは、その木陰に何台もの車が、駐車してお昼寝していました。

以前、その木の横には、「保存樹」と立て札が立っていましたので、安心していたのですが、まさか、こうも簡単に切られるとは、本当にショックです。世界では、自然保護、環境保護、地球温暖化と叫ばれているのに・・・。人間の便利さのためにどんどん、樹がなくなっていくことは、本当に寂しい気持ちです。
樹を切ったら、その3倍4倍、植樹していかなければいけないと思います。

秋田の町並みを美しくするためにも、もっと、自然を大切にしてほしいと思いました。

by 村上直樹