コラム

2006.8.7

祭りの後の「もどり竿灯」

秋田市竿灯大通りで、4日間つづいた竿灯祭りも昨夜で終わりました。昨年から、地下道の道路工事が行なわれ、その出入り口が、竿灯大通りでしたので、開催できるかなと思っていましたが、観覧席も毎年のように組み立てられ、いつものように行なわれました。
今回の竿灯で、気付いたことは、観光客も多いのですが、むしろ、祭りに参加し、お囃子や太鼓を叩いている地元の子供達を応援する親達も多いんだなあと思いました。東北三大祭と言われ、観光の名所となりまししたが、その竿灯祭りもやはり、地域の祭りであり、地元の人が、参加すること、楽しむことが、大切だと思いました。
昨夜は、竿灯祭りを見て、久しぶりに家内と外食をしました。そして、祭りが、終わってから、それぞれの町内で竿灯を上げる「もどり竿灯」を楽しみながら、自宅に戻りました。帰宅途中に観光客らしい人から「なんで、こんなところで、竿灯を上げているんですか?」と聞かれ、「これは、戻り竿灯と言って、祭りが終わったあと、それぞれの町内に帰って、また、上げるンですよ」と言うと、「いいなあ、こっちのほうが、情緒があるなあ、見ていこう!」と言って、カメラを持って走っていきました。
豊作を祈る竿灯祭りも、天候に恵まれ終わりました。そして、いよいよ、お盆です。大人の夏休みも、もうすぐです。

by 村上直樹