コラム

2005.11.15

雨が降ったら、傘をさす心

11月も、あっという間に中旬になってしまいました。ゴルフシーズンも秋田では、雪が降ってしまえば、もう終了ですので、今月は、「球納め」と言ってコンペを行うゴルフファンも多くいます。

先日、ロータリークラブの例会で、ある会員が、「最近、空港に行っても、ゴルフ場に行っても、知っている人が、少なくなった」と言われてました。
その原因は、地元の人が、東京に仕事で行ったり、お客様と接待したりすることが、少なくなったからでは、ないかと言うことでした。

確かに、最近の地方の経済不況で、廃業や倒産が多くあり、企業が、ずいぶん減少してきています。つまり、地元の企業の元気のなさが、いろいろなところで、顕著に見えてきているということです。
しかし、「景気」は、時代の流れの中で、昔から上がったり、下がったりします。

商売の心得で、松下幸之助は、「雨が降ったら、傘をさす」と言っています。
つまり、商売も天気の日だけではない、雨の日もある、そんな時は、それに対応する行動をしなければならないということです。

これから、世界は、日本は、地方は、どうなるのか、目先だけを考えるのではなく、「こうなりたい」という強い意志を持ち、不況で真っ暗であっても、一筋の光を見つけ、皆が、みんなのために協力し、助け合いながら、明るい未来に希望を持ち続けることが、大事ではないでしょうか。

by 村上直樹