コラム

2006.4.8

本物とイミテーションの違い

今日は、とても寒く、朝から小雨です。私は、秋田市牛島の完成見学会会場に来ていますが、ここに来場される方々は、やはり、ほとんどの方が、無垢の木の良さを知っている人か、無垢の木を好きな人です。それは、無垢の木の温もりや、気持ち良さを体感している時のお顔つきを見れば、わかります。

先日、ブルーベリーの蜂蜜漬けの瓶を買ってきました。子供達の朝食ヨーグルトにトッピングするためですが、つい、冷蔵庫に入れ忘れたら、あっと言う間にカビが、生えてしまい、「あっ、本物だったんだ」と叫んでしまいました。つまり、防腐剤の入っていない、無添加の食品だということでした。

無垢の木も、自然塗料も、珪藻土も、みんな無添加です。みんな本物だから、色も変わりますし、ヒビも入りますし、キズもつきます。そして、その変化した色に「おもむき」や「重厚さ」を感じます。しかし、フローリングやビニールフィルムを貼った木調の板やビニールクロスは、色は、ほとんど変わりませんが、汚れますし、それは、不自然な汚れです。

「本物の木」の良さと欠点は、「イミテーションの木」の良さと欠点とは、まったく、逆の考え方ですので、その良さを知っている人、好きな人しか、わかりません。
是非、無垢の木という、本物の木の良さを知っている人、知りたい人にたくさん、来て欲しいです。

by 村上直樹