コラム

2006.3.28

時代は、若者が、作っていく

今日、3月28日は、私の結婚記念日です。当時は、3月年度末という時期に結婚式を挙げることで、以前の会社の同僚などに随分と文句を言われたものでしたが、今では、笑い話です。
その時の結婚披露宴というと、参列者の構成が、親父の知り合いの方のほうが多くて、いったい、どっちの結婚式なんだ?という感じでしたが、それは、会社経営の跡取りですと言うことで、「お披露目」を兼ねていたものでした。

最近では、結婚式の披露宴を「パーティー」にしたり、「ゲストハウス」のようなところで、仲間だけで、和気あいあいと行なうことが多くなり、ホテルでの結婚式や披露宴は、あまり行なわなくなったと聞きます。そのため、ホテル関係者は、「チャペル」や「低料金」などの商品を打ち出したりしますが、なかなか集客できず、厳しいという話も聞こえてきます。

時代の流れ、時代の変化、若者の考え方やライフスタイルが、変わってくることで、社会のいろいろな物が、変化をしています。インターネットは、今では、誰でも当たり前に使っていますが、もし、このインターネットがなかったら、今の世の中は、どうなっていたでしょう?もし、携帯電話が、なかったら、どうなるんでしょう?
インターネットも携帯電話も、どちらも若者が、起業者となったり、所有者、顧客となることで、飛躍的に進歩してきました。ほんの10年前では、まったく考えられなかったことが、現実の社会で起こっているように思ってしまいます。しかし、これからも、このインターネットという通信情報システムで、間違いなく、世の中は、どんどん変わっていきます。

それでは、「人間」は、どうでしょう?人間の心や体は、体型は変わったものの、中身は、まったく変わっていないと思います。ですから、「先人に学ぶ」といった言葉や、「歴史は、繰り返す」ということは、本当に現実に感じます。新しい機械やコンピューターを駆使して、新しいことや正しいことを行なっているようでも、実際には、人間本来の心や体は、昔と同じものです。本来、人間の持たなければならない心と体を先人に学び、正しく生きていなかければならないと思いました。

by 村上直樹