コラム

2006.2.25

万が一の時の保険と対応

毎日、過ごしやすい日々で、道路の雪は、すっかりと融けました。しかし、雪捨て場になった場所には、まだ汚れた雪が高く積もり、今回の大雪の爪あとを残しています。そして、いたるところで、雪による被害で、特に雨どい、庇、カーポート、屋根などが、壊れているのを見かけます。

今年のこの雪害には、保険会社の方が、現在、大忙しだそうです。昨日も、屋根のリフォームの件で、電話で確認がありました。それは、保険会社の方から『屋根の工事のところで、「すがもり」と見積書に記載があるのですが、これは、秋田弁ですか』と聞かれました。「すがもり」とは、屋根の庇に雪がたまり巻き込まれ、凍ってしまい、それが、融けた時に水が、建物内にしみ込んでしまう現象をいいますが、東京の保険会社の方は、そのような言葉を聞いたことが無いということでした。
また、雨樋の単価や工事に必要な内容など、詳しく調査しているようでした。「保険金不払い」ということは、ないのでしょうが、今回の記録的な雪害には、各保険会社で、相当の金額が、支払われることになると思います。

「保険」とは、このような「万が一」の時に実力を発揮しますので、やはり、個人個人で、「リスク」に備えておいた方が、良いと思います。また、今回のこの雪害で、「保険会社の対応」が、会社により、それぞれ違うことも見えてきてますので、今後この「保険会社の質」も問われると思います。

by 村上直樹