コラム

2006.2.24

ギブ&テイクではなく、ギブ&ギブンで頑張ろう

昨日は、ポリテクセンターに行って、セミナーの講師をしてきました。そこは、もともと、中学校卒業し、就職すための職業訓練校だったと聞きました。そして、最近では、高校に進学する人が多く、そこで、年齢に関係なく、ハローワークで就職を探している人が、技術やスキルを身につけるための施設になったと知りました。
セミナーの前に館内をセンター所長に案内していただき、とても大きな校舎になんと250人の方に職業指導、訓練をされていると聞き、また、充実した設備や教育システムにとても驚いてしまいました。

私が、講師をした生徒達は、「住宅サービス科」といい、住宅にかかわる仕事、いわゆる大工工事を基本とした技術を勉強している方々でした。私のお話しは、今まで行ったリフォームについての説明をし、あとは、フレッシュワーク秋田の鈴木さんからの質問、生徒からの質問という形で、進行してもらいました。
その中で、生徒からの質問で、「リフォームの営業は、残業はつかないし、頑張っても成果が出なければ、認められないが、どうですか」というようなことを言われたと思いますが、そこで、私は、「頑張っても認められないような会社なら、やめたほうがいいです」とお答えしました。ただ、「頑張る」とは、「ギブ&テイク」(やったから、とる=やってあげたから、よこせ)という自分の立場だけで考え、見返りを期待して行動するではなく、「ギブ&ギブン」(相手の立場や、みんなのことを考え、やり続けることで、回り(会社とお客様)から認めてから与えられる)ものだとお答えしました。

そして、私の会社の佐藤琢也君の例をあげ、辛い営業からはじめての職人にチャレンジし頑張り、素直な心で自ら技術向上に努め、礼儀正しく行動し、お客様から認められ、喜ばれ、感謝状までくるような社員になれば、会社の宝となり、うまく行くと思いますとお話しました。
是非、皆さんに頑張って、新しい仕事にチャレンジしてほしいと思いました。

by 村上直樹