コラム

2006.1.10

お客様は、王様です。

昨日は、成人式ということで、各地で催されたようですが、私の場合は、1月15日という古いイメージが、昔からありますので、どうもピンときませんでした。
しかし、自分の息子や娘達も「これから成人になって社会で頑張っていくんだなあ」と考えると、何か深いものを感じます。

さて、昔からよく「お客様は、神様です」と言ったコピーが、流行りましたが、先日、松下幸之助の本の中で、「お客様は、王様です」という言葉が出てきました。それは、どういう意味かと言いますと、「国を守る王様の言うことを、ごもっともごもっととばかり言って従っていると、間違ったこともそのとおり行うことになり、国にとって良くない。むしろ、たまには、王様に苦言を言い、気付いてもらうことで、良い国づくりができる」といことでした。

つまり、お客様を王様、国を家族や家庭と考えた場合、私達は、お客様に対しても、やはり、お客様の気分を損ねるかもしれませんが、間違った思い込みや考えがある場合は、私達からキチンと説明してあげ、気付いていただき、納得していただけるように努力しなければならないと言うことだと思います。「お客様は、神様です!」それは、たしか三波春夫という歌手の言葉でした。歌手ですから、お客様の喜んでくれる歌を一方的に提供するしごとです。それも大事な仕事です。

しかし、私達は、お客様と一緒になって幸せ作りをしていく商売です。
大事な王様の名君になって、頑張りましょう。

by 村上直樹