コラム

2006.3.24

体感する家で、何かを感じる

今日は、象潟に行きました。新築住宅の完成見学会のための準備のためです。今回の見学会の名称は、「体感会」としていますが、それは、秋田杉の「香」「温もり」「やわらかさ」「美しさ」を感じてもらい、桐の無垢材や自然素材の気持ちよさを知っていただき、また、広がりの空間の中で、明るさ、光や温度や風が、各部屋の隅々まで行き届く間取りを確認していただきたいと思いました。

まず、秋田杉という「素材」にこだわることは、構造材にしろ、内装仕上げ材にしろ、地元の木を活用するということは、地域の活性化になるんだと言うことを知りました。それは、「魅力ある秋田スギ活用住宅の会」のスタッフと打ち合わせやセミナーを開催していくうちに「地域活性」と「地元の木」は、密接な関係にあること、そして、自然を守ること、地球環境にも良いこと、そして、その結果、自分達の仕事に誇りが持てると思ったからです。

住宅には、それぞれの会社、それぞれのこだわり、それぞれのデザインがあります。それは、やはり、「個性」だと思います。そして、それを知るためには、実際にその住宅を見て感じることが、必要だと思います。きっと、何かを感じると思います。
「あっ、いい」と思った住宅が、肌の合う、気持ちのいい、体に良い、永く付き合っていける家だと思います。

by 村上直樹