コラム

2007.05.13

日々

住いのデザイン

住宅のリフォームする前に、その住いを見て、いつも、「この家は、本当にお客様のことを考えて作ったのだろうか?」と思うことが、多々あります。当然、20年以上前の住宅でも、建築資材や価格の問題もあったと思いますが、住いの作り手として、寒さ対策、通気・採光について考え施工することは、基本中の基本だったと思います。
しかし、その基本を守り、作られた素晴らしい住宅でも、時と共に 環境が変わり、隣に建物が建ったり、急いで増改築をしたり、暮らし方が変わったりすることで、室内が、暗くなったり、湿っぽくなったり、住む人にとって暮らしにくく、使いづらくなったりします。
そのため、そのようなことを改善すべく、私達は、「ひとつひとつ違う、お客様の住宅をどのようにして、明るく快適に心地よい空間に変貌させるか?」を常に考え、施工していくわけですが、リフォームの場合は、現在ある空間や工法のハンディキャップを負いながらですので、問題を解決するために 常に現場にて即提案、即決断、即施工をしていかなければなりません。
そんな時、特に最近は、「携帯電話」という便利なものがありますので、昔と違い、情報がすぐ入ってきますので、正確に迅速に問題解決に役に立ち、遠くにいても、ロスの少ない仕事ができます。しかし、だからと言って、安心するのではなく、キチンとした出来上がりを目指すためには、やはり、「現場」での「空気」を読み取らなければなりませんので、体で、現場を感じ取るようにしています。
新築の場合は、図面の段階では、まだ、空間がありません。ですから、その土地から、建物が建ったときの空間を体で知ることはできません。とても、むづかしいと思います。しかし、リフォームでは、もはや、そこに空間が、現存し、「光」「風」「寒さ暑さ」「臭い」「空気」などなどを感じ取ることができます。ですから、その点では、まったく、新築と違いますので、私の場合は、いつも、その家の真ん中に立ち、何も考えず、ジーっとして、その建物とその土地の持つ空間と雰囲気を感じ取ることにしています。
よく、「デザイン」と言われますが、「デザイン」には、「素材」が、大事だと思います。「素材」が、様々なデザインを作り出すと言っても過言ではないと思います、ファッションデザイナーも、プロダクトデザイナーも、一流の料理人やシェフも、やはり、素材があって、新しいデザインを創作していくのだと思います。ですから、いつも、住宅にも「素材」を吟味し、その素材の持つ素晴らしさ生かしていけたらいいなと思います。
5月26日27日の「横手」での、リフォームは、まさにそのイメージと素材をデザインした住いになりました。
インテリアコーディネーター村上直樹の提案した「リフォーム」を 是非、ご体感ください。